宗教
生き方に感動
マザーテレサの生き方に感動した2年生は、天の国に手紙を書いて自分の思い
を伝える学習をしています。宗教科では、キリスト教に出会った人の経験や体験
を児童に伝え、自分に置き換えて考えることを大切にしています。イエス・キリ
ストを模範として生き、従った人々として聖パウロ、マザーテレサ、キリシタン
大名のことを学んでいます。
国語
自分の言葉で豊かに伝え合おう
辞書を使ったり、本校独自の教材である「ことのは」を用いたりして、出合った言葉に興味や疑問をもてる時間を大切にしています。学びの土台である美しい日本語の担い手を育てることが国語科の大きな目標です。「話す・聞く」「書く」「読む」活動を通して、お互いを尊重しながら、自分の考えを伝え合うことができる子どもを育てていきます。
次の社会をつくる人
友達と真剣に話し合い、考えを深め、「次の社会をつくる人」としての自覚を育てる授業を展開します。授業では、様々な気付きを大事にしながら、身近な社会について調べたりまとめたりする学習活動が行われます。様々な視点から社会の問題をとらえ、自分なりに解決していこうとする力を養います。
算数
この式の意味って、そうなんだ!
ドットの数を求めるために図を区切り、一人ひとりがこれまでに学んだ計算を使って式に表しました。友達の考えを読み取る活動では、同じ式でも異なる数え方があることに驚いていました。互いの考えを交流することで、自分の考えを深めたり、新しい発見ができたりすることが、算数の面白さの1つです。
理科
葉に口がある!
人は口や鼻で呼吸をするけれど、植物はどうなのだろう。植物の「口」を探して、シマフムラサキツユクサの葉を観察しました。双眼実体顕微鏡で見た葉の表面はキラキラと輝いていて、気孔が並ぶ様子が美しく見えたようです。理科では実体験を重視し、観察から得た疑問を自らの力で調べていく問題解決の能力を育てます。
生活科
わくわく、どきどきがいっぱい!
身の回りの人・社会・自然との出会いを大切にして、体験的な活動を進めています。1年生では、朝顔を育てたり、校内で働く方々へのインタビューを行ったりします。2年生では、子ども祭りを計画し、1年生を招待して楽しい時間を過ごします。また、田んぼで春に田植え、秋に稲刈り体験をします。
音楽
みんなで心を合わせて
低学年より、わらべうたや輪唱、リズム遊びなどを常時活動として行います。この写真は1年生が「うみ」の曲に合わせて、波の様子をスカーフの動きで表現しているところです。音楽の授業では自己表現力を高めるほかに、ペア活動を通して互いのアイディアや考えを分かち合うことで、ともに共感したり感動したりすることのできる心を育んでいます。
図工
粘土に触っていい気持ち
1年生から6年生までみんなが好きな粘土での制作。材料と触れ合いながら体全体をつかって活動することを大切にしています。「いいこと思いついた!」「次はこうしてみよう」と主体的に試行錯誤を重ねて活動しています。図画工作では、自分で感じることや他者と共有すること、工夫や想像を膨らませながら自分らしさを表現する喜びを育んでいきます。
家庭科
自分でできるようになった!
5年生から始まる家庭科では、主体的に生きる生活力のある女性を育てることを目標に掲げ、衣食住の分野をバランスよく学習しています。自らの手を動かして物を作る喜びを感じる機会を大切にしています。各学年の終わりには、手作りの雑巾を1年生にプレゼントしたり、お世話になった方への制作活動をしたりしています。
体育・ダンス
届け!わたしの想い
どうしたら見ている人に想いが届くかな?言葉や文字ではなく、体をつかって表現することの楽しさや難しさと向き合いながら「目線は?」「笑顔で!」など、さまざまな表現方法を子どもたち自身で見つけていきます。「できるようになった!」や「みんなと一緒だと楽しい!」という気持ちを大切に、体育とダンスを通して心身共に健やかな成長を育んでいきます。
フランス語
言葉で伝え合う喜びを
「好きな教科は何ですか?」「日本語は話せますか?」他にはどんな質問ができるかな。フランス人の方とお話ができた!フランス語の授業では、言葉を使って伝え合う楽しさや喜びを感じられる活動を取り入れています。その中で自分の考えを伝えたり、人の思いを受け入れたりして、お互いを尊重し合う心を育てています。
英語
言葉を通して他者と繋がる
"I went shopping last weekend. It was fun." お互いの週末について、感想とともに伝え合っている6年生です。 英語では、「聞く」「話す」から始め、段階的に読み書きの学習に移行します。また、スピーチ活動やグループ発表を多く取り入れることで、英語を使う体験を大切にしています。英語を通して、自分や他者の思いに触れながら、誰に対しても寛容な心を育てていきます。
総合
一人ひとりの視野を広げて
3年生は福祉、4年生は防災、5年生は国際、6年生はキャリア教育などをテーマに、探究活動を取り入れています。縦割り活動「しらゆりタイム」は上級生のリーダーシップを育む機会になっています。情報教育では、ICTの活用を重視して、動画作成やプログラミングなどの技術の習得を目指しています。
教育におけるICTの活用
本校では、デジタル端末の使い方を身につけることを、教育の目的としていません。しかし、3年生以上では自分のiPad(Apple社)を所持し、「学習のための道具」という位置付けで、授業をはじめとした様々な学習活動で活用しています。これは、ICTを活動に取り入れることで、活動の幅を拡げたり、効率的に意見を共有したりして、学習をより充実させることができるためです。
本校では、ICTは人と人をつなぐ技術ととらえ、人どうしのコミュニケーションによって学習は成り立つと考えています。教師が見守る環境の中で、友達とともに学ぶスタイルは、社会のデジタル化が進んだ後も変わることはありません。
上記を受けて、デジタル端末の活用目的を、以下のように定めています。
主体的に学ぶ
言われたことを言われた通りにこなすだけではなく、自ら考えて学ぶための道具として、デジタル端末を活用します。
対話的・協働的に学ぶ
友達と話し合い、一緒に学ぶための道具として、デジタル端末を活用します。
情報活用能力を高める
情報機器に対する基本的な技術や知識、それを扱うモラル、情報の取捨選択などの力を育て、生涯にわたって「道具」として情報機器を扱う基礎を身につけます。
iPadの活用のほか、総合的な学習の時間に「情報」のカリキュラムを設定し、「基本的な情報技術の習得」「インターネットに対するメディアリテラシーの習得(情報モラルを含む)」「プログラミング的思考の涵養」を目的とした授業を実施しています。これらの授業は情報教育を専門とする併設中学高等学校の教員が担当し、必要に応じてパソコン室を利用します。