児童労働について考えよう(6年英語)
6年生の英語では、国際理科教育の一環として、児童労働について学習を進めています。
まず、「児童労働ワーク」を通して、児童労働を引き起こす複雑な社会背景や家族の抱える葛藤を想像しました。児童労働ワークでは、貧しい家庭で行われる家族会議を疑似体験します。子ども達は登場人物の台詞を読み、それぞれの心情に寄り添いながら、家族にとって最善の選択を考え合っていました。
その後、南アジアの働く女性や女の子を支援する国際協力NGOシャプラニールより講師をお招きし、児童労働の現状や支援について詳しくお話を伺いました。SDGsでは児童労働を2025年までには撲滅すると掲げている一方で、未だに1億6000万人以上の子どもが労働している事実に、子ども達は衝撃を受けていました。学習を進める中で、自分たちにできることを考え、自ら募金を呼びかける児童もいました。
児童労働について理解を深めた後には、「子どもの権利条約」を通して、子どもが幸せに生きていくために守られるべき権利があることを知りました。友達と一緒に話し合いながら、自分が生きていくうえで大切にしたい権利について考えを巡らせていました。