全校の水を調べてみた(広報委員の記事)
「学校で飲む水ってなんだかおいしい気がする。」広報委員の一人が感じていた疑問です。これについて深く調べてみようと思い、学校中の水を比較して調べました。対象は各階の水道水とウォーターサーバーの水、比較した項目は、温度、BTB溶液の変化、pH、味です。
【1月22日】
各階のウォーターサーバーと水道、計14ヶ所の水を採取し、その場で温度をはかりました。
ウォーターサーバーの冷水は、蛇口と比べて明らかに温度が低いことがわかります。また、階によって多少の差があることもわかりました。
続いて、ウォーターサーバー(常温)の水と蛇口の水を試験管に少量ずつ取り、BTB溶液を入れました。すると、蛇口とウォーターサーバーで少し色に違いが出ました。どの階でも、蛇口の水のほうが少しだけ濃い青色をしています。同じ水でも違いがあるのだとわかり、驚きました。
【2月26日】
ウォーターサーバーの水(常温)と蛇口の水で、BTB溶液の変化に違いがあったことから、pHメーターではかることにしました。
その結果、わずかにウォーターサーバーのほうが、pHが高いことがわかりました。しかし、大きな差が見られなかったので、どちらがウォーターサーバーの水か分からないようにして、飲み比べてみることにしました。すると、参加した人全員が、ウォーターサーバーの水を言い当てることができました。その違いについて、
「ウォーターサーバーのほうが、味がさっぱりしている。」
「水道水は、後味にわずかなにごりを感じる。」
「ウォーターサーバーのほうがおいしい。」
といった意見が出ました。
普段私たちが何気なく飲んでいる学校の水の違いを、詳しく調べることができてよかったです。時間が足りなくてできませんでしたが、さらに蒸発させて出てくるものの違いを確かめたいと思いました。