白百合学園小学校

日本テレビ出前授業「情報の海の泳ぎ方」(5年生社会)

学校生活

5年生の社会科「情報を伝える人々とわたしたち」という単元では、くらしの中に溢れる情報を、伝える側と受け取る側には、それぞれ気をつけるべきことがあることを学びました。そこで、日頃ニュースを伝える側である日本テレビの方々に来ていただき、「情報の海の泳ぎ方」というテーマで授業をしていただきました。
1時間目は実際にSNSに投稿された「フェイクニュース」の画像や映像を見ながら、怪しい部分を嗅ぎ分ける「嗅覚」を磨く練習をしました。また、正確な情報を伝えるために、テレビ局の人たちは取材をして直接入手する「一次情報」を大切にしていることを教えていただきました。実際のニュース原稿を田邊アナウンサーに読んでいただき、その原稿から一次情報を見つけ出すワークに挑戦しました。
2時間目には、クラスごとに分かれて、実際にインドネシアの新聞に掲載された怪しい記事の真実を探るために、テレビ局の人になりきって電話取材をするグループワークを行いました。日本テレビの方々が取材先の電話先の相手を演じ分けて回答してくれました。「誰に何を聞くか」を皆で相談して、ホワイトボードに取材で分かったことを書き出して整理しながら、少しずつ正しい情報に近づいていきました。どのクラスも真実にたどり着き、達成感とともに、どうしてそのフェイクの新聞記事が生まれたかも理解することができました。楽しみながら、「情報の海」の泳ぎの名人に一歩近づけた、貴重な2時間の学びでした。日本テレビの方々からは、「多角的な視点でいろいろな意見が出せてすばらしい5年生」と、お褒めの言葉をいただきました。