白百合学園小学校の防災について(広報委員の記事)
日本には「備えあれば憂いなし」ということわざがありますが、これは災害対策においても言えることであると思います。きちんと準備をしていることこそが不安と憂いを取り除く最適の手段ではないのでしょうか。今回は、そんな備えについて学校の行っている取り組みや備蓄を調べたので、ご紹介いたします。
<避難訓練について>
いざという時にすぐに行動できるように、毎学期に避難訓練があります。訓練のサイレンが鳴るのは授業中や休み時間など様々です。以下の写真は、前回の1年生の避難訓練の様子です。いつどんな災害が起きてもおかしくないため、普段は椅子の後ろに置いてあるヘルメットを素早く出したり、ルールに従って静かに並んだりする訓練などは1年生の頃から欠かさず行われます。
<校舎の災害対策について>
校舎のどの階で災害にあった時にも対応できるように、全ての階に備蓄庫があります。今回はそんな備蓄庫の中や学校の災害対策について教頭先生にご案内いただきました。学校の中には全児童が約3日間避難できるほどの備蓄が準備されているそうです。さらに、寝袋やカセットコンロの他にも、児童の身の安全を確保するためにAEDや消火器なども設置されています。被災しても十分な生活水準を確保できるための工夫があちらこちらに見受けられました。
教頭先生、ご協力をありがとうございました。
防災リュック
毛布
AED
〈防災担当の先生にインタビュー〉
防災担当の先生方に、災害対策について私たちが気になっていることをインタビューしました。
Q.先生が特に大切だと思う備蓄と理由を教えてください。
A.発電機、食料、消火栓などの設備です。発電機は、情報を受け取る事ができるパソコンなどの電子機器を使うために必要です。また、冬に地震が起きたときに発電機があると、ヒーターをつけることができます。食料は生きるために欠かせません。
Q .最近新しく増やした備蓄は何ですか。
A.発電機と古くなってしまった食料と水です。
Q.避難訓練で大切にしていることは何ですか?
A.学校にいる時間は生活の中でも大きな割合を占めているため、喋らないことやすぐ並ぶこと、危機感をもって避難することなどを心がけるよういつも児童に指導しています。地震や火災の時に窓やカーテンを開けるか閉めるかなどの細かいことにも気をつけてほしいと思っています。児童も先生方も同じような姿勢で避難訓練にのぞんでほしいです。
防災担当の先生方、ご協力をありがとうございました。
今回は学校の取り組みや考え、備えについて知ることができました。このように、私たちが安全な学校生活を送れるように工夫してくださっている先生方や事務の方々に感謝しながら、私たちも防災意識をもって過ごしていきたいと思います。